金相場金価格用語集E
ロシア連邦:世界有数の貴金属生産国である。パラジウムに関しては世界の約7割を、白金に関しても世界の約2割を供給する。ロシアにおいてはPGMは貴重な国家財産として取り扱われており、その輸出の全てはアルマズを通じてのみ行われることになっている。特にパラジウムに関しては、世界の供給の約7割を占め、ロシアからの供給動向がパラジウム国際価格に影響を与える。近年、ロシアの金生産量は年々落ち込んでいるが、新たな金鉱床開発により回復に向かうことが見込まれている。
ロスチャイルド:欧州の巨大財閥のひとつ。英国が金本位制を採用していた頃、当時の金取引市場を運営していたのがロスチャイルド。その後欧州各地に拠点を築き、巨大財閥を築き上げた。現在のロスチャイルド銀行には、金価格のフィキシングが行われている「黄金の間」が存在している。
ロンドンフィキシング:金・銀・白金・パラジウムそれぞれの「フィキシングメンバー」と呼ばれる業者が各社の世界中の顧客から出される売買注文に対し、一定の時間に集中的に「競り」を行ない、売り買いの注文数量が見合うか、できる限り近くなる価格を決定すること。このフィキシングに出されていた注文は、売買の全てがその一つの価格で取引されたことになる。この価格はフィキシングの瞬間だけ有効なものであり、フィキシングが終了すると、通常の価格形成がなされてゆく。公共性の高い一つの指標価格として全世界の生産者・需要家等の契約で用いられている。一日のフィキシングの開始時間及び回数は、金が10時30分(午前)と15時(午後)の2回。
ロンドン渡し取引:貴金属の受渡場所をロンドンとする条件での取引。 ロンドン渡し取引は、現在も貴金属現物取引の中でも標準取引となっている。その主な理由は、昔、イギリスは世界貿易及び金融の中心であったこと。イギリスが世界で最初に金本位制を採用したこと。イギリスと世界第一位の金産出国である南アフリカの政治的な繋がりにより、同国で生産される金の販売がロンドンに委託されていたこと。等が挙げられる。
ワシントン合意:1999年9月26日、欧州中央銀行(ECB)を含めた欧州各国の中央銀行15行が、保有金の売却等取扱に関して発表した共同声明のこと。主な内容は、@金は引き続き外貨準備において重要なものであること合意 A15行は、決定済の売却を除き、市場に売り手として参加しないこと B決定済の金売却は今後5年間、協調政策のもとに実施され、年間の売却量は400トン以下、5年間の合計売却量は2,000トン以内とするとなっている.このワシントン合意には、上記15行の他に、米国、日本、IMF、BISも同意しており、この同意国を合わせると、全世界の公的機関保有金の約85%がこの制限対象に加わることとなり、これまで表面化してきた公的機関の売却懸念が一気に減速した。




